OGINOYABILITYを
発揮し、
新しい伝統を創る。
単純に他社の良いところを真似るだけでは、すぐに荻野屋も同様に真似されてしまう可能性があります。
日本の伝統芸能などの守破離の精神にあるように、基本をしっかりと守り、本質を追及することを忘れず、独自の形へ昇華させていく。正しくやるべきことを正しくやりながら、その先の新しい地点を目指していきます。
OGINOYABILITYとは、世の中の素晴らしい事例に学び、時代に合わせた良いものを積極的に取り入れ、分解と再構築の観点から、新たに荻野屋の要素を取り入れていくことです。「荻野屋らしさ」「荻野屋にしかできない」を重視し、新たな価値の創出に努めます。
敢えて新しいことへ
挑戦する
現在もメモリアルスペースとして、目の前の釜めし売店で買っていただいた釜めしを車両内にて、多くのお客様にご利用いただいております。
社内のタブーを犯す
しかし、次第にお客様の声から「陶器は重い」「処分に困る」というような声があがりました。そこで、お客様の声に応える形で環境にやさしく使いやすい視点から、新たにパルプモールドの容器を採用しました。もはや、釜めしではなく「紙めし」と揶揄されましたが、それでもお客様の声を大切にした姿勢を貫き、「荻野屋」にしかできないこととして、現在は用途に合わせて購入いただけるよう、展開しています。
新しい形を創り続ける
例えば、2017年の銀座の出店の際には、特別の釜容器を用いて「銀座の釜めし」を販売。またアニメや漫画などのコンテンツのコラボを通じたコラボ釜めしの展開、釜の淵に着色した彩り鮮やかなバージョンや、世界の米料理をテーマにした「峠の釜めしワールドシリーズ」などを販売しました。
さらにコロナ禍においても、東京都内のJR駅の高架下などに出店を果たし、新たに釜の容器を模した皿を開発し、そこに料理を盛りつけ提供するなど、140年近くにわたり培ってきた文化を利用した新たな展開にもチャレンジしています。